技術情報
2021.05.18
燃料汚染度解析がすでに義務化し始めている航空機業界以上に様々な用途に利用されている自動車エンジン。その燃料についても、近年の研究結果により燃料品質が自動車排出ガスに多大な影響を与えることから、日本自動車工業会・米国自動車工業会(Alliance-AAM)・欧州自動車製造者協会(ACEA)・米国エンジン製造者協会(EMA)が共同で燃料品質の向上と世界的統一を目指し、 年燃料品質に関する提言をとりまとめています。
提言の内容から、ガソリンについてCategory 3以上(先進の排ガス制御技術が要求される市場)・軽油はCategory 2以上( より進んだ排ガス制御技術が要求される市場)の地域において「Particulate contamination, size distribution, Code rating」という項目が追加記載されたことからも世界的に燃料汚染度に注目が及んでいることが伺えます。
この提言中の「微粒子汚染、粒径分布の汚染度コード」は、推奨されたレベルが等級で存在していることから、多くのエンジンメーカーやコモンレール製造メーカー、車両メーカーは、インテクノスの燃料パーティクルカウタ「ACM20」で4,6,14,21,25,30μm の粒子を測定し、開発試験・出荷検査・市場調査などに利用しています。
関連機材: ACM20