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「汚染管理哲学」への探究:①

インテクノス・ジャパン CTO 門井剛史

私は25年に渡って年間100~200社を回りながら、キーノートスピーカーとして「異物低減」や「汚染管理哲学」をテーマとしたセミナー解説をしてきました。

私がこのテーマで多様な国、業界、企業でセミナーができたのは、20代前半から様々な欧米の汚染制御に関わる識者に、コンタミネーション(汚染)を制御する為の革新的な「技術」や「哲学」を学ぶ機会に恵まれ、それを糧に広く国と業界を超えた異物課題と対峙した「異物の監視・解析・改善」コンサルティングの経験があったからだと確信しています。

ドイツ・オランダなど、クリーンに対する意識が高い国々で学び、中国・韓国・マレーシアなどまだ、これからクリーン化を追究するべき国々・・・そして、インドネシアのジャングルやモンゴルの砂漠まで赴きました。課題や目的は違えど、クリーン化のミッションやコンサルティングで世界を回ってきたのです。

私がこの「異物の監視・解析・改善」のコンサルティングを提供してきた約25年間は、信頼を寄せていただく顧客企業の「課題」を請け負いつつ、世界中を旅することによって、多様な文化や価値観に触れ、一個人として成長する機会に恵まれたことに感謝しています。

特に、私の技術と汚染管理哲学を支えてくれた世界各国の「汚染制御エンジニア」たちとの出会いが、現在のセミナー内容にも大きな影響を及ぼしています。私のセミナーは、専門性の高い「技術」を解説するだけではありません。クリーン化に必要な「汚染管理哲学」について、どのように組織全体の「ヒト」に認知してもらい、どのような「ヒト」の行動変容までを目指し、成果を上げていくべきかというクリーン化に関わる「人的資源マネジメント」にまでアプローチします。なぜなら、汚染の多くの原因は「ヒト」の認知不足や不適切な行動から生まれているからです。

日本のモノづくり企業で「異物管理」に関わる人々のキャリアには、制御に必要な「ヒト」を動かす技術についての「学び」があまりありません。

「クリーンルーム四原則」などと称した標語はあるものの、本来必要な「ヒト」を制御する具体的なガイドラインがないのが実情です。しかし、世界の進んでいる企業には、明確なガイドラインがあり、国際的な汚染制御エンジニアは、ヒトの認知や行動変容を促すための感性的なアプローチを非常に大切にしています。

私たちインテクノスの卓越性の一つは、国際的な「汚染制御エンジニア」として、各国を周り得た革新的な「技術」と「ヒトの認知、行動変容」を促す感性的なアプローチによる創造的な解決方法を提供できることです。当社は、この稀有な経験をさらに積み醸成させて、成長著しいアジアを中心とした組織に貢献したいと思っています。    

コンサルティングサービスについて:インテクノスのコンサルティング

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